会食恐怖症

お金も薬も使わない会食恐怖症の治し方【8つの思考法を身に付けるだけ】

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こんにちは。会食恐怖症を克服してから心理学を学び始めましたはるです。

会食恐怖症って本当に辛いですよね。食べたいのに食べれない。

どこに行こうにもご飯が重荷になって遊びに行けない、なんてことが多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな重荷を取っ払う方法を紹介します。

数ある中から、私自身が会食恐怖症だった時に効果があったものを抜粋しています。

読むだけならお金もかかりませんし、もしこれで克服ができたらラッキーだ!と思いながら是非参考にしてくださいね!

お金も薬も使わない会食恐怖症の治し方【8つの思考法を身に付けるだけ】

8つの思考法は以下の通り。

  1. たった1つの言葉を心に刻む
  2. ストレスを毒から薬に変換する
  3. 言葉の繰り返しによる現実化
  4. スモールステップ
  5. 反すう思考を止める
  6. 下方比較
  7. 比較してしまう「普通の人」の認識を改める
  8. 失敗は経験値+1と変換する

会食恐怖症の原因は心にあります。つまり、考え方と心を変えれば治るということ。

ですが、わかっていてもそれがとても難しい。

心療内科を受診するなど方法はありますが、当然話しただけで治るとか、すぐに改善するものではありません。

また、薬を処方されて不安を軽減するというやり方もあるのですが、実際服用した身からすると、効果があった気がしない。ちなみ私が処方されたのはセルトラリンです。



むしろ、「薬をやめたらもっとひどくなるのではないか」という新しい不安が生まれる始末。

もちろん「薬を飲めば大丈夫!」と感じている方もいるので、そこは個人の体の問題になりますが。

そういったことを踏まえて私が紹介するのは、誰でもできる心の改変方法です。

最終的なゴールを明確にするならば、「会食ができる人と同じ思考を身に付けること」と言えます。

実践していくうちに脳がその考え方に慣れてきて、結果として会食は余裕!むしろ楽しいからもっと行きたい!と思えるようになっていきますよ。

それでは1つずつ紹介して行きますね。

たった1つの言葉を心に刻む

この言葉を理解するだけで、ふわ~っと心が軽くなります。その言葉とは、


【人間は不完璧な生き物】



声に出して言ってみてくださいね。

人間だれしも完璧ではなく、何かしらの欠点を持っているし、人それぞれできないことがあって当然なんです。

だから、注文ができなくても良い。食べれなくても良い。お店に行けなくても良い。

欠点があっても良いんですよ。誰にだってあるので。それはどんな偉人でもみな同じです。

それを心から理解することで、「できて当たり前。これが普通」「不完璧だからできなくて当たり前♪」に変わっていきます。

すると、思い通りにいかなかった時、


「うまくいかないこともあるよなぁ。でも自分めっちゃ頑張ってて偉いよなぁ」


と自然と自分を褒めることができるようになって、くよくよしたり自分が嫌になるなんてこともなくなっていきますよ!

人間はそもそも不完璧な生き物、だからできなくて当たり前。できないことがあって当たり前。

そんな中で、できるようになるために行動しているあなたは、めちゃくちゃ偉いと思いませんか?

ストレスを毒から薬に変換する

「会社の飲み会だ・・・不安だな」

そんなストレスを抱えることがありますよね。それ、毒だと思っていませんか?

実は考え方次第で、ストレスは毒から薬になるんです。

では、ストレスに対する考え方を変えるにはどうするか。2つの方法を紹介します。

①ストレスの役目を知る

ストレスは【自分を苦しめるもの】ではなく、【自分を守るもの】自分を不幸から回避させるためにあるんです。

例えば、不安はやる気の源。会食で失敗しないか不安だから、そうならないように頑張って克服しようと行動していますよね。その不安がなければ、ずっと会食恐怖症のままだったかもしれませんよ。

②ストレスのプラス面を見つける

どんなストレスにも、小さくていいのでプラス面を見つけてください。

  • 今日は水さえ飲めなかった→店に行って努力の積み重ねができて良かった♪(*´ω`*)
  • 半分も残してしまった→あと半分で完食できるところまで来てるんだ!自分やるじゃん!
  • 会食恐怖症を伝えたらフラれた→1つのことがイヤなだけで離れる人と一緒にならなくてよかった!
  • 外食に誘われた→自分を必要としてくれてるし、自分が作れないものを食べれるチャンスだ!



同じことでも、マイナスに感じるかプラスに感じるかって、ぶっちゃけ自分次第なんですよね。

それならプラスにとらえた方が楽じゃないですか?

ただこれって、想像よりも難しかったりします。 
 
ですがその分、続けていくうちに会食恐怖症の認識が変わっていって、嘘のように消えていくのが実感できるようになりますよ。

その為には、会食だけじゃなくて日常の全てのことのプラス面を考える練習をしましょう。

そして考えたプラスを声に出す。ツイッターやインスタで発信する。意識的にやっていくうちに、脳がその考え方に慣れてきます。

ストレスはやる気の源。自分を高めて人生を楽しくする原動力。なくてはならない大切なもの。

そう心から思えるようになったときには、慣れて無意識にプラス面を見れるようになっています。

そこには、楽しくおしゃべりしながらパクパク食べてるあなたがいるはずですよ。

言葉の繰り返しによる現実化

脳は過去の経験をもとに現実を作り上げています。

言い換えれば、心に入っている情報を現実化させる働きがある、ということ。

ご飯を食べる時に失敗したくない!失敗したくない!って思えば思うほど、失敗のイメージが心に入るので、その通りに現実化させてしまう。

じゃあそんなことを思わなければいいんだ♪

なんて。それが難しいのが私達ですよね。

ではどうしたら良いのか?

その連鎖を変えていくために必要なのが、【言葉の繰り返し】です。

言葉を何度も何度も繰り返すと、心に少しずつ浸透していきます。

すると脳は、心に入った言葉を現実化しようと行動し始めるのです。

例えるのならば、水の入ったコップ。そこに毎日一滴ずつ、赤い絵の具を入れていくとどうなるでしょうか。

どんどんその色に染まっていきますよね。

人の心も同じようで、弱気な人も「勇気!強気!度胸!」と毎日繰り返し言うだけで、セルフイメージが変わっていきます。

会食恐怖症においては、【食べなきゃいけない・失敗できない】という完璧主義、神経質を柔らかくするために、

失敗したくない・食べれないかもしれない・行きたくない

         ↓

まぁいっか・大丈夫・なんとかなる

といった言葉を繰り返すと、少しずつ気楽でいられるようになっていきますよ。

完全に効果が出るまでの期間は人それぞれとしかいえないので、毎日気長に続けて言って、習慣化させましょう。

使う言葉は自分を作ります。だから、言葉を変えれば自分を変えていけますよ!

スモールステップ

人間の脳は、とにかく変化を嫌います。こんな経験はありませんか?

  • 筋トレを毎日がんばろう!と思っても一カ月持たなかった。
  • ダイエットして痩せた!だけどリバウンドしてしまった
  • 早起きの習慣をつけようとしたけど起きれない


それは、行動することで変化しようとするのを止められているからです。

その秘密は生存本能。簡単に言えば、

「今の状態で生きれているんだからまじで何もしなくていいよ!新たに環境変えるなんてギャンブルするな!そのままでいろ!!」

と無意識に赤信号を発信しているんですね。

その赤信号がものすごく強力。人間の脳は3種類(仮にA・B・C)に分かれるのですが、意思を貫こうとするAに対して止めるのがBとC。

100の力で進もうと思えば200の力で戻してきます。会食恐怖症でもそれが起きている場合が。

いざ会食練習をしようと思っても、すぐ吐き気がしたり、具合が悪くなることはありませんか?

それは、「克服しよう!」と思っている意思に対して、「いや、やらなくていいよ」「止めたいから不安にさせよう」と妨害されている状況です。

そこで必要なのがスモールステップ

止める脳に気付かれないようにするための技術です。

やり方は簡単、時間をかけて少しずつ進んで行くだけ。

お店に行ってご飯を食べる練習をする前に、小さなステップを重ねていく。

  1. 出勤や退勤、散歩の時にでも毎日お店を見る
  2. お店の駐車場に入ってみる
  3. お店に入って水かドリンクを頼み、スマホでマンガや本を読んでくつろぐ
  4. ポテトとか少しずつ食べれそうなものを頼んでみる
  5. 一品物を頼んでみる

このように少しずつ小さな積み重ねをすることで、脳はそれを習慣なんだ~と勘違いしていきます。

大きな一歩ではなく小さな一歩の積み重ねが最短ルートです。ちなみに、それぞれのステップでの目安は大体2~3週間が目安。

ただ、お店に入って毎日注文するのは現実的ではないので、そこは1週間に1回を1カ月続けるといったようにしてみてくださいね。

反すう思考を止める

大丈夫かな?どうしよう・・・もしも・・・こうなってしまったら・・・

という考えが何度も何度も頭をよぎる経験、したことがありますよね。

それを反すう思考と呼びます。

食べれなかったら・・・と何度も想像してしまう、そんな考えを止める方法。それは、

「ストップ!」と強く思う、声に出すこと。

え?と思う方が多いですよね。でもこれ、すごく効果があるんです。

不安が出てきたら、ストップ!と叫ぶ。そしたら克服した自分の姿を想像して笑顔を作ってください。

また再び不安が出てきたら、ストップ!と叫ぶ。そして 克服した自分を想像して笑顔を作るを繰り返します。

これはポジティブ心理学でも使われている方法です。

そもそも不安は不確定な未来を考えるから起こります。でもそれって、ぶっちゃけ考えても結果はその時にならないとわからないのであまり意味がないんです。

だったら、わざわざ不安を感じて嫌な気持ちになるのって、めちゃくちゃ損じゃないですか?

それならストップ!シャットアウトして、明るく楽しい考えに切り替えてくださいね。

下方比較

思うようにいかなかった時って気持ちがどんよりしますよね。

そんな時に思い出してほしいのがこの方法で、やり方はシンプル。

今の自分より苦労している誰かの姿を思い描く。これだけです。



例えば、外食をしたけど1口も食べれなかった。という時は、
「お店に入ることすらできない人だっているんだよな。そう考えたら自分ってずっと前にいるじゃんか」

※ちなみに私は当初、お店を見ただけで無理!吐く!となっていました(笑)


なんで自分は会食恐怖症なんかになっているんだろう・・・という時は、
「今まさに飢餓で明日も生きれるかわからない人に比べたら、小さな悩みだよな。食べ物があるだけ幸せ」



こんな感じです。

脳は、想定した危険に対して自分は安全な所にいる、と認識できると安心するんですね。

それを利用する方法が下方比較。是非試してみてくださいね!

比較してしまう「普通の人」の認識を改める

どうしても、「普通の人はいいよなぁ」なんて思ってしまいますよね。

なんで自分は会食恐怖症を持っているんだろう、普通の人が良かった、と自分を嫌いになることもあるでしょう。

そこでお伝えしたいのが、普通の人についてのこと。

先日イオンのフードコートに行った際にとある光景を見ました。

それは、小学生だけでスタバに入っていく姿。

また、ガストを見ると女子高生が何組も入っています。

それは複数人であることが多いですが、一人で入って軽食を頼みながら宿題をしている方も。

次は私の後輩の話です。

後輩は飲むのが好きで、毎週飲み屋に行くか友達の家で飲み会をしています。

行く度に、来週はどこに行こうか、何を食べようかわくわくしながら考えているそうです。

それをお酒が飲めるようになってからず~っと繰り返しています。騒げるのが楽しくてしょうがないんですと言っていました。

以上。ここでうすうすと気付いた方もいるのではないでしょうか。

「普通の人」は会食恐怖症をもっていない。というよりかは、

会食の経験を多く積み重ねて、もう慣れたという状態。我々の努力をすでに実践した先輩。

そう認識すると、自分の努力した先があの姿なんだ!まだ慣れていないだけなんだ!と思えませんか?

失敗は経験値+1と変換する

吐き気がきて一口も食べれなかった。あるあるだと思います。

そんな時、あなたはどう思いますか?多くの人が、「自分はやっぱり駄目だなぁ」なんて思うのではないでしょうか。

そんな時に思い出してほしいのが失敗は経験値+1。決して-1ではないということ。

慣れが足りていないから失敗する。それでも何度も続けているうちに必ず慣れて、できるようになります。

あなたが箸を使えるように。母国語が話せるように。会食ができるようになります。

逆に言えば、失敗の経験があるから成功できるということ。

そんな良いイメージできないよ!という方は、こう思ってみてはどうですか?



会食恐怖症克服に必要な経験値は100ポイント。
一口でも食べれた!+3ポイント
水も飲めなかったけどお店に入れた!+1ポイント
友達とご飯が食べれた!+10ポイント


どうですか?経験値加算にすると「慣れ」のイメージが湧きませんか?

そして、ゲームのような経験値だと認識すると、「経験値マイナスって・・・どういう状況??」と思えてくるはずです。

克服のためには失敗の経験値は必須。時には遠のいてる気がする時もあると思いますが、大丈夫。

それは変化を嫌う脳が見せている幻。実際はわいわい食べれるゴールに近づいていますよ。

失敗は経験値+1。経験値を貯めて、会食恐怖症というラスボスを倒しましょう。

まとめ

嘘のように思うかもしれません。

ですが、実際に外食ができる人は、そもそも食べきれるか不安、食べれなかったらどうしよう・・・とか考えていないんですね。

何を考えているかというと、以下をご覧ください。

  • メニューから何を食べようかな!
  • やったー!美味しいものが食べれる!
  • ○○さんとランチができて嬉しい!
  • 自分では作れない料理が食べれる♪


嬉しいことだから、マイナス面を感じていません。仮に残してしまっても、「相方に食べてもらおう」とか「量多くて満腹だしまぁいいや~」ぐらいにしか考えていませんよ。

会食恐怖症を克服するには、そういった方々の思考を自分も身に付ければいいんです。

その為の方法を今回は紹介しました。

半信半疑でも構いません。続けてみてください。

必ず自分の心と考え方は良い方向へと変わっていきます。

心が変われば行動が変わる。行動が変われば人生が変わる。

会食恐怖症を克服しよう!と考える方々に共通して言えるのは、自分を高めようとする意志がとても強いということ。

これは私たちの強力な武器といえるでしょう。

できないのはまだ慣れていないだけ。今は自分を高めている最中ですからね。レベルアップ途中です。

必ず克服の時は来ますよ。

今日から小さな積み重ねをしていきましょう!

小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道 by イチロー







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